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権現山(大町)
正月の北アルプス後立山連峰などを望むスキー場跡の急な雪の斜面を登る
2023年3月5日
権現山(大町)B(1,222.6m)
行程 ヤナバスキー場跡駐車場(8:34)・・・道路(8:53)・・・ヤナバスキー場跡リフト最上部(9:33)・・・林道(9:45)・・・権現山(9:59-10:10)・・・林道(10:20)・・・ヤナバスキー場跡リフト最上部(10:24-32)・・・ヤナバスキー場跡駐車場(11:22)
山行記
●栂池高原滞在二日目は大町市の権現山へ行くことにした。今回も、ヤナバスキー場跡のゲレンデを登って山頂まで行くルートなので、朝、栂池高原の民宿を出てヤナバスキー場下の駐車スペースへ向かった。
●ところが、日曜日なので消防団の訓練なのか消防車が数台停まっていて停められないので、近くの駐車スペースに停めたが、消防車はすぐにいなくなった。
●それでも、支度を始めてしまったので車はそのままにして、スノーシューを履いて出発することにした。そこへ、犬を散歩させている地元の人が来て、「今日は雪が締まっているので長靴で歩けますよ」と言ってゲレンデを上がっていった。
●同行の妻は、それではとスノーシューは持ってスノーシューズで行くことにしたが、こちらは、スノーシューを持っていくのも面倒なので最初から履いて歩くことにした。
●確かに朝なので雪は締まっており、スノーシューズでも歩けそうだったが、スノーシューでも歩きやすいので快調に登っていく。背後には青木湖の向こうの前山に隠れて一部しか見えなかった北アルプスが登るに連れ少しずつ見えてくるのが嬉しい。
●途中、無雪期には道路になる道を横切るが、今は道沿いの電柱しか見ることができない。ゲレンデの傾斜が急になってくると、妻もスノーシューを履くことにした。
●全く手入れされていないスキー場のゲレンデは背丈の低い木が伸びてきて歩き難いところもあるので、幾つもあるトレースの中から歩きやすそうなルートを選んで登っていく。
●そして、これから登らなければならない壁のような急坂が見えてくるが、最初から遠くまで見渡せるスキー場ではそこまで行くのに思ったよりも時間がかかり戸惑う。
●いよいよ、最後の急登に差し掛かると、トレースを参考に取り付く。急な部分は長かったように記憶していて、実際何度も立ち止まっては登り立ち止まっては登りを繰り返したが、そう思っていた分短く感じた。
●登り切った急坂の上は、旧ヤナバスキー場の最高点で、青木湖やその背後に後立山連峰が一望できる展望所だ。そこでいつまでも眺望を楽しんでいたいが、そこはまだ権現山の山頂ではないので、まずは山頂に登っておこうとその先へ進む。
●権現山山頂は、スキー場の最高点から右方向へ緩やかにアップダウンしながら樹林帯を進む。すぐに林道に出るので、それを横切り、山頂への登りに取り付く。
●頭上では小さな尾の長い鳥たちが飛び交っているので、写真に収めようと頑張ったが、動きが早くて一枚も撮ることができなかった。権現山山頂は手前のピークから一旦下り登り返したところで、山頂標識は見えるが、三角点は雪の中に埋まっていた。
●山頂は木々に囲まれているが、冬枯れの木々の間から北信五岳や北アルプスの南部まで観ることができる。とは言え、すっきりとした展望は得られないので、展望の開ける先程のヤナバスキー場の最高点まで戻った。
●この日は結局朝から夕方まですっきりと晴れ、久しぶりに北アルプス後立山連峰などの展望を目とカメラに収めた後、下山にかかる。スノーシューで急坂を下るのは大変だったが、何とか頑張ってこなすことができた。
●下山途中、日曜日ということもあって、登ってくる人と多く出会ったが、たまたま思い付きで登ってきたような軽装の人も多く、ルートの様子などを聞かれたが、とにかく最後は急坂であることは伝えておいた。
●とにかく今シーズン最後となるであろうスノーシューハイキングは絶好の天気の下、存分に楽しむことができた。なお、翌日の栂池高原滞在最終日は日本海の能生まで足を延ばして、その日解禁となったばかりのカニをお腹一杯食べて帰った。

ヤナバスキー場下の駐車スペース 登るに連れ後立山連峰がせり上がってくる 雪に埋まった道路
ブッシュが伸びてきたゲレンデ ウサギの足跡 壁のような急斜面が近付く
林道を渡り権現山山頂を目指す 三角点が雪で埋もれた権現山山頂 権現山山頂直下から見た白馬三山
ゲレンデ上部から見る青木湖や白馬三山
ゲレンデ上部から見る爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳 ゲレンデ上部から見る蓮華岳
こんな可愛い雪玉があった ゲレンデ上部から見る頚城山塊の雨飾山、焼山、火打山など

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