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粟ヶ岳
正月の家族連れの登山者で賑わう富士山を展望する山肌に「茶」の字の山
2023年1月8日
粟ヶ岳A(532m)、岳山(585.4m)、高塚山(474m)
行程 東山いっぷく処駐車場(7:37)・・・車道、ハイキングコース分岐(7:46)・・・展望台(8:06)・・・阿波々神社(8:31)・・・粟ヶ岳(8:34)・・・茶草場テラス(8:36-44)・・・掛川アルプス登山口(8:50)・・・粟ヶ岳登山口(9:02)・・・岳山登山口(9:07)・・・高塚山(9:20)・・・松葉の滝方面分岐(9:40)・・・岳山(9:57-10:09)・・・松葉の滝方面分岐(10:25)・・・天狗岩(10:47)・・・岳山登山口(10:58)・・・岳山登山道入口(11:04)・・・粟ヶ岳登山口(11:33)・・・山道(11:53)・・・展望台(11:56)・・・車道、ハイキングコース分岐(12:11)・・・東山いっぷく処駐車場(12:19)
山行記
●東三河の里山からでも富士山を観ることができるのだが、たまにはもう少し大きく観てみたいと思い、掛川の粟ヶ岳へ行ってみることにした。粟ヶ岳は、山腹に木で書かれた「茶」の字で有名な山だ。
●この山は富士山を展望することができる山で、以前一度訪れたことがあるが、その時は富士山を観ることができなかったので、今回訪れるのは、そのリベンジの意味もある。
●この日の天気予報は降水確率0%の晴れで、間違いなく富士山を観ることができそうなのだが、ここ数日、山々がくっきり観えた正月三が日とは違い、遠くが霞んでいたのが気になるが、より近くへ行くことでそれなりに観えるのを期待するだけだ。
●豊川を未明に出て登山口の東山いっぷく処には7時過ぎに着いたが、三連休の中日ということもあって、何箇所かある駐車場は既にほぼ満杯状態で、それでもなんとか車と車の間の隙間を見つけて駐車することができた。
●各所の駐車場から次々と出発する登山者に交じってこちらも出発する。最初は車で山頂まで行くことのできる車道を歩く。まだ山頂まで行く車が少ないが注意しながら歩いていくと、分岐があるのでそこからは舗装されたハイキングコースを進む。
●その先で車道に出るので、それを少し歩いた後、案内に従って傾斜のきつい茶畑の中の道を登るようになる。茶畑の中の道は、分岐が多いが、案内坂が要所要所に設置されているので、迷うことは無い。
●途中から富士山が観えてくるが、やはり霞んでいて、距離も遠いので大きくは観えない。それでも、青空が素晴らしく、上空を行き来する旅客機が気持ちよさそうに飛んでいる。
●途中休憩所があるが、土足厳禁なのでパスしてさらに登ると、また車道に出るのでそれを横切って登っていくと樹林帯に入り、御神木や太古の森などを抜けて阿波々神社に着く。粟ヶ岳山頂は阿波々神社を左に回り込んだところにある。
●粟ヶ岳山頂を確認して阿波々神社の裏手を回っていくと、電波塔が林立する中を抜けて茶草場テラスが現れる。テラスからは富士山はもちろん南アルプスの一部や霞んでいるが麓の街々、大井川、太平洋などを展望することができる。
●粟ヶ岳山頂まで約一時間、せっかくここまで来て少し物足りないので岳山まで足を伸ばすことにした。粟ヶ岳山頂から舗装道を少し下り、「掛川アルプス登山口」の案内に従って急な斜面を下っていくと舗装道に出る。
●歩いてきた道の入口には「粟ヶ岳登山道入口」との案内があった。舗装道を少し歩いた所に「岳山登山口」の案内があるのでそれに従って急な山道を登っていくと、最初のピークに「高塚山山頂」の山頂標識があったが樹林に囲まれ展望は無い。
●高塚山から少し下ると、急な登りが始まりそれを登り切ると松葉の滝方面への分岐が現れ、そこから緩やかに少し下ると電波塔が現れる。再び緩やかな登りに代わると二基の電波塔が現れる。そこから道は左に曲がり緩やかに登った先が岳山山頂だ。
●岳山山頂には三角点と立派な山頂標識があり、真新しいテーブルとベンチも設置されているが、樹林に囲まれていて展望は無い。それでも、ろくに休憩も無く2時間以上歩いてきたので、そこで少し休憩をしてから下山を始めることにした。
●下山は、来た道を戻り、先程の松葉の滝方面への分岐を松葉の滝方面へ下ってみることにした。最初は急な下りから始まり、傾斜が緩やかになると小ピークに着く。そこから再び急な下りが始まり、最後には茶畑末端の広場に出るがそこが岳山登山口だ。
●そこから茶畑の中のコンクリート舗装の道を下っていくと舗装道に出る。舗装道は平坦だがほとんど樹林帯の中で展望は無い。それでも、所々で電波塔が立ち並ぶ粟ヶ岳を望むことができた。
●林道をひたすら進んでいくと、先程の岳山登山口を経て粟ヶ岳登山口に着くが、そこから粟ヶ岳へは向かわず、さらに舗装道を進むことにした。すぐに東山いっぷく処から粟ヶ岳山頂へ向かう車道と合流する。
●そこからは山頂へ向かう車や下ってくる車が多くなり、慎重に歩かなければならないが、富士山も観ることができていい感じだ。少し行くと山腹の「茶」の字の真下に出るので、その案内看板も設置されていた。
●さらに進むと先程登りで通った道に出るので、以降は来た道を戻るが、この時間になって登りや下りの家族連れなどが多くなり、見下ろす茶畑一帯は随分賑やかになってきた。東山いっぷく処まで戻るが、駐車場や頂上へ向かう車道は整理員が立つほど賑やかになっていた。

東山いっぷく処駐車場 車道、ハイキングコース分岐 茶畑の中の急な登り
土足禁止の休憩所 阿波々神社 粟ヶ岳山頂
茶草場テラス
茶草場テラスから見る富士山 茶草場テラスから見る南アルプス
林立する電波塔と茶草場テラス、干支の兎 掛川アルプス登山口 岳山登山口
高塚山山頂 岳山山頂 松葉の滝方面分岐
茶畑最上部の岳山登山口 舗装道出合は岳山登山道入口 「茶」の字の真下
東山いっぷく処 サネカズラ(ビナンカズラ) ホトケノザ
マンリョウ アオキ ナンテン

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