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平尾山、五葉山
この冬初めて見ることができたシモバシラの霜柱と富士山などの展望広がる五葉湖周辺
2022年12月20日
平尾山(24)(464m)、五葉山(40)(338.0m)
行程 シモバシラ群生地━━五葉湖駐車場(8:29)・・・野鳥の森入口(8:38)・・・レンゲツツジの小径分岐(8:47)・・・送電線鉄塔のある広場(9:01)・・・五葉山分岐(9:09)・・・五葉山(9:32-38)・・・五葉城祉、平尾山分岐(9:48)・・・高城砦跡(9:55)・・・平尾山(10:17-22)・・・送電線鉄塔(10:39)・・・作業路出合(10:45)・・・林道出合(11:07)・・・五葉城祉、平尾山分岐(11:16)・・・五葉城祉(11:18-35)・・・蛇穴分岐(11:48)・・・展望の小径下降点(11:59)・・・車止め(12:16)・・・湖畔道路、五葉城址分岐(12:21)・・・五葉湖駐車場(12:26)
山行記
●日本列島に強烈な寒気が居座り、前日から朝は豊川でも氷点下の朝を迎えた。これならこの冬初のシモバシラの霜柱が観られるのではないかと思い、五葉湖を訪れることにした。
●まずは、五葉湖畔のシモバシラ群生地に寄ってみると、思ったとおり立派なシモバシラの霜柱を観ることができ、外のシモバシラ群生地も数箇所行ってみたが、それぞれいい感じのシモバシラの霜柱を見ることができた。
●一年ぶりのシモバシラの霜柱を堪能した後、五葉湖駐車場に車を停めて、いつものコースを歩くことにした。最初はすっかり花の無くなった五葉湖の堰堤と湖畔道路を歩いて五葉山登山口の野鳥の森駐車場へ向かう。
●野鳥の森入口から続く道は、どのコースも良く草刈りがされていたが、この日もいつもと同じコースを進む。コンクリート舗装された道からレンゲツツジの小径を歩いて作業道に出るとそのままそれを歩く。
●やはりこの時期花は無くなっているが、フユイチゴやヤブコウジなどの赤い実が目立ち、途中シモバシラの霜柱が観られる場所もあった。作業道は、鉄塔のある広場で終点になり、以降は山道を進む。
●山道は赤い実の小径を分けると急な登りに転じ、そこからかなりの急登が続く。傾斜は上部に行く程緩んできて、やがて平坦な道に代わるが、最後はまた急坂になるので、それを登り切ると三角点のある五葉山山頂に到着する。
●山頂のすぐ近くには送電線鉄塔が立っているが、その先の道は白いテープで止められていた。山頂で少し休憩をした後、送電線鉄塔とは反対方向へ続く市境稜線をアップダウンしながら進む。
●やがて、左手に林道が見えてくる。そちらへ進めば五葉城址へ行くことができるのだが、まずは平尾山を目指して市境稜線をそのまま進む。道は突然急な登りになるが、それを登り切ると高城砦に着く。
●高城砦も山城の一つで、一番高い所が一の曲輪址になる。そこから下っていくと二の曲輪や堀切、土塁などが現れ、その後は徐々に登り坂に代わっていく。
●しだいに急になっていく道を頑張って登っていくと、途中展望の開ける場所に出るが、そこからは豊川や豊橋の市街地などを観ることができる。展望地から少し登り、僅かに下って平坦な道を進めば平尾山山頂に到着する。
●平尾山山頂は、弓張山地縦走路の一角にあり、展望は無いが色々な山名標識が賑やかだ。平尾山山頂からは県境となる弓張山地縦走路を歩く。滑りやすい急坂や岩場を越えると突然皆伐地に出る。
●そこからは、富士山や南アルプスなどを観ることができる外、浜名湖や遠州灘、浜松市街などへ展望が広がるのだが、道は不安定な急坂なので、歩きながら展望を楽しむのは危険だ。
●弓張山地縦走路は送電線鉄塔からもさらに続くが、五葉城址方面へは、そこから縦走路を外れて送電線鉄塔巡視路の急な坂を下る。送電線鉄塔の巡視路はすぐに作業道に出るので、以降はそれを進む。
●作業道は、以前一斉に草刈りがされて以来草刈りがされていないのでヤブっぽく、ズボンには秋の残りの引っ付き虫が沢山付くが、一々取っていてもまた付くので、それは最後に取ることにしてそのまま進む。
●作業道には普通の霜柱も多いが、シモバシラの霜柱のように棒状に発達したものがあり、それはそれで面白い。この時期さすがに花は観ることはできないが、今になって咲いたアケボノソウを何株か観ることができた。
●作業道が林道と合流すると、それを歩き先程の市境稜線と五葉城址との分岐を経て五葉城址に着く。広く木々の刈られた五葉城址からは富士山、南アルプス、大川入山や茶臼山や三ツ瀬明神山などの奥三河、三河の山々が一望できる。
●日差しの降り注ぐ五葉城址は、少し風はあるものの過ごしやすいので、しばらく展望を楽しんだ後下山にかかる。下山は、距離は長いが緩やかな林道を歩く。この日は平日なので歩く人も少なく、ゆっくりと下って車を置いた五葉湖駐車場へ戻った。

野鳥の森入口 野鳥の森入口付近の紅葉と五葉山 普通の霜柱
シモバシラの霜柱とフユイチゴ シモバシラの霜柱 作業道終点の送電線鉄塔のある広場
平尾山山頂 高城城址 展望地から見る豊川市街と三河の山々
平尾山山頂 平尾山直下から見る塩見岳 平尾山直下から見る荒川岳、赤石岳
平尾山直下から見る富士山 平尾山直下から見る浜名湖、遠州灘 弓張山地縦走路上の送電線鉄塔
凍り付く作業道 作業道にはこんな霜柱も
市境稜線と五葉城址分岐 作業道から林道へ 五葉城址
五葉城址から見る奥三河の山々と南アルプス、富士山などのパノラマ
五葉城址から見る富士山 五葉城址から見る鞍掛山と茶臼山、萩太郎山 五葉城址から見る本宮山と吉祥山
蛇穴分岐 松の葉が積もる舗装道と車止め 湖畔道路合流点
ビワ コナスビ イズセンリョウ
ヤブコウジ フユイチゴ アケボノソウ
五葉湖畔のシモバシラの霜柱

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