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金山、雨生山
雲一つ無い晴天の下 展望を存分に楽しんだ師走の比丘尼と県境稜線
2022年12月10日
金山(114)(423.4m)、雨生山(104)(313m)
行程 比丘尼駐車場(8:07)・・・東屋(8:24)・・・比丘尼城址(8:35)・・・愛の鐘(8:39)・・・林道出合(9:02)・・・金山(9:24-30)・・・新城方面下降点(10:08)・・・雨生山(10:22-35)・・・雨生山反射板(10:57)・・・林道出合(11:13)・・・鉄塔入口(11:29)・・・おすすめの小径西登山口(11:47)・・・比丘尼駐車場(11:54)
山行記
●早いもので師走ももう中旬に入り、今年最後の雨生山と金山を訪れることにした。この日は晴れの予報だったが、朝から雲が多く、これから雲が晴れるのを期待して、まだ一台の車も停まっていない比丘尼駐車場を出発した。
●さすがにこの時期、植栽のサザンカの外花は無く、道沿いにはヤブコウジの赤い実がひとり目立っていた。それでも、いつの間にか雲は消え、雲一つ無い青空が広がり、三河や奥三河の山々や恵那山などを樹間に見ることができる。
●東屋から比丘尼城址に着くと、「中宇利丸山223m」という真新しいプレートが木に掛けられていたが、ここにも山名があったということは、ここで初めて知った。
●比丘尼城址から愛の鐘を通り、その先でおすすめの小径を外れて金山を目指すが、今まで草刈りがされていなかったおすすめの小径から先も草刈りがされたようで歩きやすくなっていた。
●植林帯に入り、林道を横切って急な斜面を折り返しながら登り切ると金山山頂に着く。金山山頂には、比丘尼城址で見たのと同じ製作者の山名プレートが掛けられていた。
●金山山頂で少し休憩をしてから県境稜線を歩いて雨生山を目指す。植林の常緑樹が多い県境稜線だが、落葉樹も混在しており、それらが葉を落とした分だけ日が差し込み、明るい感じだ。
●やがて裸地に出ると、ほとんどの花がなくなった中、ミカワマツムシソウの残花が数箇所残っていた。さらに進み展望ピークに着くと再び展望が開け、奥三河の山々に加え南アルプスや恵那山などもはっきりと確認することができた。
●展望ピークから一旦下り、登り返せば雨生山山頂に着く。大きく草刈りがされた山頂は広々としており、浜名湖方面がよく見える。また、樹木の枝が刈られた山頂の一角からは雪を纏った富士山や南アルプスなどを見ることができた。
●雨生山山頂でも少し休憩をした後、展望ピークまで戻り、雨生山反射板経由で新城側の林道へ下る。展望ピーク直下はさらに展望が良く、三河から奥三河の山々、南アルプス、恵那山などを観ることができた。
●新城側の林道への下りは岩が濡れており、この日はすり減った靴を履いてきたので滑って大変だった。林道に着くと、しばらくその林道を下るが、ムラサキシキブやヒサカキ、フユイチゴの実を観ることができた。
●途中、送電線鉄塔入口から林道を外れ、おすすめの小径方面へ進む。この道もササが刈られていたが、刈られていたのは途中までで、後はこれまでと同じく背丈程のササを掻き分けておすすめの小径と合流した。
●後はおすすめの小径を歩き、二箇所の裸地を抜けて西登山口へ下ったが。西登山口への下りは、やはり濡れていて、すり減った靴なので大変だった。西登山口へ降り立つと、農道を歩いて車を置いた比丘尼駐車場へ戻った。
●車に戻ると、富岡へ寄り毎年楽しみにしている野草の写真の載ったカレンダーを購入したが、今年から、野草のカレンダーに加え、野鳥の写真が載ったカレンダーも販売されていたので、それも購入して帰路に就いた。

比丘尼駐車場とおすすめの小径入口 比丘尼城址の紅葉 比丘尼城址は中宇利丸山と云うらしい
愛の鐘 金山山頂 草が刈られ広々とした雨生山山頂
雨生山山頂から見えた富士山 雨生山山頂から見る浜名湖方面 雨生山山頂から見るアクトタワーと遠州灘
雨生山山頂から見た恵那山と大川入山 展望ピーク直下から見る雨生山、吉祥山、本宮山
展望ピーク直下から見る恵那山、三河の山々、奥三河の山々、南アルプスまでのパノラマ
展望ピーク直下から見る南アルプス コウヤボウキ ミカワマツムシソウ
ヒイラギ ノコンギク リンドウ
駐車場に植えられたサザンカ 冬も咲くサクラ ヤブコウジ
エンシュウハグマの花後 ススキ イヌツゲ
ミヤマシキミ ヒサカキ マンリョウ
ソヨゴ ヤブムラサキ ムラサキシキブ

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