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背戸山
報道に騙されて一年ぶりに訪れたコバノミツバツツジの名所
2021年4月12日
背戸山(276m)
行程 善住禅寺駐車場(7:39)・・・善住禅寺・・・つつじ展望台(7:43)・・・獣除けの柵(7:56)・・・善住禅寺、自然探勝路分岐(8:08)・・・休憩所(8:09)・・・背戸山(8:22-32)・・・休憩所(8:43)・・・善住禅寺、自然探勝路分岐(8:45)・・・獣除けの柵(8:57)・・・舗装道(9:00)・・・富士神社(9:04)・・・善住禅寺駐車場(9:12)
山行記
●この日は天気がいいので、吉祥山か金山、雨生山へ行こうかと思って準備をしていたら、朝のニュースで、善住禅寺のコバノミツバツツジが満開でこれからしばらく見頃が続くということで、満開のコバノミツバツツジの映像が流れた。
●それではと、急遽行き先を変更して、その報道を見ていた妻を連れて見に行くことにした。平日の通勤時間帯だが、それ程影響も無く、善住禅寺駐車場に着くことができた。
●ところが、駐車場から見る限りでは、コバノミツバツツジはほとんどが花を落とし青々とした葉を付けている。それでも、もう少し上の方では咲いているのではないかと思い、とりあえず出発した。
●まずは善住禅寺を参拝した後つつじ展望台へ上ってみるが、最盛期にはピンク色に染まる山肌は新緑の緑が圧倒的に多く、明らかに朝見た報道は間違いだと確信した。
●それでもせっかく来たのだからと、背戸山へは登っていこうと思い、展望台の下から背戸山へ向かう。薄暗い道沿いにはシャガやコバノガマズミ、ナガバノタチツボスミレ、モチツツジなどが咲いている。
●獣除けのフェンスを開け閉めして進むと傾斜は急になり、頭上には青空が見えるようになってくる。この辺りからクロバイの白い花が目立つようになる。まだ咲き始めで蕾が多いが、これらが全て咲けばさぞかし壮観だろう。
●自然探勝路との分岐を分けると程無くテーブルやベンチのある休憩所に着く。お目当てのコバノミツバツツジは唯一この辺りだけ見頃になっており、今回はこれで良しとするより外ないだろう。また、休憩所からは木々の間から観音山や額堂山などを見ることができた。
●休憩所から僅かに下ると、背戸山への急な上りが始まる。行程の短い山なのだが、この登りはなかなかのもので、ザレて滑りやすい急登は、外の山ならロープが張られているような坂だ。
●急登を登り切ったところが背戸山山頂で、頭上は開けていて明るい広場になっているが、樹林に囲まれていて展望は一切無い。山頂には小さな仏様が祀られており、木製のベンチも置かれている。
●この日は、朝冷え込み昼間もそれ程気温の上昇は無いということで、乾燥しているので汗もすぐ乾き、弱く吹く風も若干冷たい感じだ。山頂で少し休憩をすると急坂を下り、先程の分岐から今度は自然探勝路を下る。
●よく整備された自然探勝路沿いには多くのコバノミツバツツジが自生しているが、既に花は落ちて葉になっており見る影も無い。明るい自然探勝路を下っていくと、下からコバノミツバツツジを見物に来た人達を見たが、朝の報道を見て来た人も少なく無かっただろう。

すっかり花が終わった善住禅寺駐車場 善住禅寺 獣除けのフェンスを開け閉めして進む
自然探勝路分岐 明るい休憩所 背戸山山頂
新緑が目に染みる 舗装道へ下る 富士神社
アリアケスミレ シャガ ツボスミレ(ニョイスミレ)
ムラサキケマン モチツツジ コバノガマズミ
フジ クロバイ コバノミツバツツジ
ニガナ コウゾリナ ヒメハギ
ニガイチゴ 善住禅寺のギョイコウザクラ
その他の花
オオイヌノフグリ、クサイチゴ、ジシバリ、タンポポ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザなど

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