富士見台 | ||
下界では猛暑が続く中避暑の人々で溢れるお盆連休の富士見台周辺 | ||
日 | 2020年8月10日 | |
山 | 富士見台B(1,739m)、神坂山(1,684.7m)、千両山A(1,662m) | |
行程 | 強清水(8:07)・・・大檜駐車場(8:48)・・・神坂峠(9:35)・・・三差路(10:09)・・・神坂小屋(10:13)・・・富士見台(10:24-31)・・・神坂山分岐(10:39)・・・神坂山、萬岳荘分岐(10:56)・・・神坂山(11:02-12)・・・神坂山、萬岳荘分岐(11:17)・・・萬岳荘(11:17-34)・・・神坂峠(11:43)・・・千両山(12:08-13)・・・鳥越峠(12:38-46)・・・追分登山口(13:11)・・・強清水(13:50) | |
山行記 | ●今日は「山の日」。愛知県に緊急事態宣言が出されたものの、結局「GO-TO」なのか「自粛」なのかよくわからず。愛知県知事の説明も東海三県は別のようなニュアンスだったので、岐阜県ぐらいならいいだろうと思って出かけることにした。 ●富士見台は2度程登ったことがあるが、岐阜県側の強清水から登るのは初めてだ。豊川を朝6時に出て強清水の駐車スペースに着いたのは8時頃だったが、既に2台の車が停まっていた。 ●さすがはお盆の連休、神坂峠まで続く舗装道を上っていく車が多い。こちらも支度を済ますと登山口から山道を登り始める。最初は樹林帯の中を緩やかに登っていくが、標高が1000mを超えているので暑さは感じない。 ●道は、蛇行する舗装道に出ては、それを少し歩いて次の入り口から山道に入るというパターンが繰り返される。狭い舗装道を歩くときは、頻繁に車が通るので気を付けなくてはならない。 ●山道の入り口の案内の無いところがあり、案内を探して進んでいくと大檜駐車場に出た。そのまま舗装道を歩いて次の入り口から山道に戻ると、傾斜は次第に増してきて、まっすぐだった山道もジグザグに変わる。 ●やがて、駐車している車両が見えてくると神坂峠と彫られた碑のある神坂峠遺跡に着く。神坂峠遺跡からはいくつかのピークを左に巻いて付けられた道を進む。しばらく歩いていくと樹林帯を抜け、富士見台に至る伸びやかな笹原の山肌が見えてくる。 ●意外に足元の悪い笹の道を進むと萬岳荘から上がってくる道と合流する三差路だ。ここまで来ると一気に人が増える。お盆中の三連休で天気もいいので、家族連れが各所で大勢集まって休憩をしている。 ●それらの人達に交じって、開けた緩やかな道を富士見台へ向かう。緩やかな道は遮るものがないので、目指す富士見台が終始見えている。途中神坂小屋や神坂山への分岐を見送り、さらに緩な坂道を登ると、大勢が休憩している富士見台の山頂に到着する。 ●富士見台山頂は大きく開けていて、360度の展望が広がる。見えるはずの御岳や中央アルプス、南アルプスなどは、上部が雲がかかって見ることができなかったが、恵那山や神坂山、南沢山などの周辺の山々や中津川市街などはよく見ることができた。 ●富士見台山頂は、開けている分日影が無いが、標高も高く風も適度に吹いていてそれほど暑さは感じないので、しばらく展望などを楽しんだ後、次は、神坂山へ向かう。 ●一旦先程の分岐まで戻り、人が溢れるメインの登山道から外れて神坂山方面へ進む。少し上った後下り、その後小さく上り下りすると神坂山と萬岳荘との分岐に出る。後は神坂山への登りを登り切れば狭い神坂山山頂に着く。 ●神坂山山頂には三角点が設置されており、「岩田石」と刻まれた大きな石がある。展望は、疎らな木々の間から富士見台方面などを見ることができる。 ●神坂山で小休止した後、先程の分岐から萬岳荘方面へ下る。笹の斜面から樹林帯に入ると、程無く萬岳荘に到着する。萬岳荘に着くと「マスク着用」の張り紙があり、少しの間忘れていた現実に引き戻される。 ●意外に人の少ない萬岳荘からは、舗装道を歩いて神坂峠まで行き、そこから恵那山方面へ登り返す。これまで歩いてきた道とは打って変わって急な道は、笹原と樹林帯が交互に現れ、やがて展望のいい千両山山頂に着く。 ●千両山山頂からは、その先に聳える恵那山、振り返れば今歩いて来た富士見台や神坂山などを見ることができる。周辺では、ツルリンドウがよく咲き、ホツツジやリンドウなども咲き初めていた。 ●千両山山頂から大きく下り、アップダウンの激しい尾根道を進んでいくと鳥越峠に着く。かつて、神坂峠から恵那山をめざしたとき歩いた道だが、この道を歩いて、さらに遠くの恵那山まで行ったと思うと感慨深い。 ●薄暗い樹林の中の鳥越峠から、恵那山へ続くメインの登山道を外れて強清水方面への急な坂道を下る。道は朽ちた木の橋や足を踏み外しそうな不安定な山腹道などがあり気が抜けない。 ●それでも何とか追分登山口で舗装道に出ると、後は来た道をひたすら戻った。1000m以上ある強清水は冷たい湧水もあり涼しかったのだが、帰宅後ニュースを見ると、この日中津川は35度以上の猛暑日だったようだ。 |
強清水の駐車スペースと登山口 | 大檜駐車場 | 神坂峠 |
神坂峠の先から見る恵那山 | 富士見台山頂 | 富士見台から見る恵那山 |
富士見台から見る横川山、南沢山方面 | 富士見台から見る中津川市街と笠置山 | 富士見台から見る大川入山、蛇垰山、神坂山 |
神坂山、萬岳荘分岐 | 神坂山山頂 | 萬岳荘 |
船形山山頂 | 船形山のコル | 稜線への階段下 |
鳥越峠 | 追分登山口 | ここの地名が付いたミサカツリフネソウ |
アキノキリンソウ | ダイコンソウ | ノブキ |
ヤブハギ | ミツバ | コウシンヤマハッカ |
ハエドクソウ | ヤマキツネノボタン | メタカラコウ |
ツルリンドウ | シシウド | ホツツジ |
イタドリ | トリアシショウマ | オトギリソウ |
ヤマハハコ | ノギラン | ノリウツギ |
ヨツバヒヨドリ | ウツボグサ | ゲンノショウコ |
イワガラミ | リンドウ | イヌトウバナ |
タマアジサイ | ヒメキンミズヒキ | クサコアカソ |
その他の花 ウド、オオバコ、トウバナ、ニガナ、ハナニガナ、ヒメジョウンなど |