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光城山、長峰山
桜も展望も当て外れだが春を満喫した安曇野の低山周遊
2013年4月27日
光城山(911.7m)B、長峰山(933.3m)
行程 光城山登山口(7:24)・・・光城山(8:16-24)・・・北回りコース分岐(8:30)・・・天平の森(9:09-48)・・・長峰山(10:03-14)・・・長峰荘(11:01)・・・光城山登山口(11:31)
山行記
●昨年の同時期に訪れた時には満開の桜が出迎えてくれたこの山。今年も、インターネットで数日前に「満開」との情報を確認して出かけることにした。昨年は、8時過ぎに到着したが、駐車場が満杯だったので、今年は、豊川を3時半に出た。そして、7時過ぎに着いた時には、駐車場には既に10台以上の車が停まっていた。
●早速登山口から登り始める。この辺りの桜は散り果てた状態で見る影もないが、山頂部は見頃になっているのではないかとの期待を込めてジグザグの登山道を登っていく。道の両側ではタチツボスミレやツルニチニチソウが咲き、ドウダンツツジはまだ咲き始めだ。
●登るにつれ、タカトウダイやコクサギなど、花の種類は増すが、桜は相変わらず散り果てた状態が続く。その時、下の斜面にニホンカモシカが現れた。こちらを見たまま逃げる様子がない。後で聞いた話だが、このニホンカモシカは人慣れしているようだ。こちらが近くを通り過ぎると、そのニホンカモシカも悠々と道を横切って去っていった。
●中間点を過ぎ、山頂手前の桜並木まで来ても桜の方は、昨年とは大違いでほとんどが散り果てていた。ほんとうに花のいい時季を当てるのは難しい。
●三角点のある光城山山頂は、桜並木のすぐ先だ。山頂には神社があり、その名のとおりの光城址の案内板が設置されており、山頂周辺には休憩舎やバイオトイレなどが設置されている。桜が見頃の時にはライトアップされるのか、桜の木には電球が吊るされていた。
●山頂からは、舗装道を歩き長峰山を目指す。ニワトコやヤマブキ、コブシなどが咲く舗装道は、幾つかの分岐を分けながら続く。途中、トレッキングコースへの分岐があったので、それを選んで歩いていくと、道々にはヤマウグイスカグラが群生していた。
●やがて、キャンプ場や温泉、食堂、売店などがある天平の森という施設に着く。まだ開いていないようなので外で休憩していると、管理人の人が「中で休んでいってください」と招き入れてくれ、今年の光城山の桜はウソという鳥のためにあまり良くなかったという話や、空から降ってきている宇宙塵の話などをしてくれた。
●天平の森でしばらく過ごした後、再び舗装道路を進むと、長峰山山頂に着く。山頂には最近できたばかりの展望台やオブジェが建ち並び、北アルプスや安曇野方面の展望がいい。山頂まで車で来ることができる山頂では、多くの人が、この日は残念ながら北アルプスは見えないものの、安曇野方面へ広がる展望を楽しんでいた。
●長峰山からは長峰荘方面へ下る。急な斜面に付けられたジグザグの道を下れば、日帰り入浴も可能な長峰荘に出る。後はヤマザクラが咲く春爛漫の山肌を見ながら、舗装道を歩いて車を置いた光城山登山者駐車場まで戻った。

既に多くの車が停まる光城山駐車場 桜の散り果てた登山口 人慣れしたニホンカモシカ
光城山山頂と光城址の案内板 キャンプ場や温泉などがある天平の森 長峰山山頂と安曇野方面の展望
長峰山山頂にある新しい展望台 長峰山登山口と駐車場 ヤマザクラが咲く山腹(右が光城山)
ヤマブキ ドウダンツツジ タチツボスミレ
ウスバサイシン ヤマウグイスカグラ タカトウダイ
ジュウニヒトエ イカリソウ コブシ
アマドコロ アズマイチゲ ニワトコ
ミツバツツジ コクサギ ムラサキケマン

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