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衣笠山
気まぐれで登って、思いがけずキンラン、ギンランに出合えた山
2009年5月8日
衣笠山A(278.4m)
行程 藤七原湿地駐車場(15:01)・・・舗装道(15:13)・・・白谷方面と衣笠山方面分岐(15:25)・・・家康公の腰掛岩(15:31)・・・衣笠山(15:45-50)・・・家康公の腰掛岩(16:03)・・・戦国燧石取場跡下降点(16:07)・・・舗装道(16:29)・・・藤七原湿地駐車場(16:47)
山行記
●用事があって休みをもらったが、その用事が終わってまだ時間があったので、以前から気になってはいたがなかなか行く機会のなかった田原市の清谷藤七原湿地へ行ってみることにした。そこは、椛や伊川津と並んでシデコブシが群生するところで、規模的には東海地方で最大だという。勿論この時期ではシデコブシは見ることができないだろうが、何か咲いているだろうと、軽い気持ちで訪れてみた。
●池の近くにある駐車場から案内に従って階段状の木道を登っていく。予想通りシデコブシは全く見あたらない。それでは期待した花はというと、これも全く見当たらない。丁度花のない時期なのか、とりあえず最上部まで登ってみたが、花は全く見当たらなかった。
●最上部は舗装道となっており、順路はそのままその舗装道を下るようだが、逆方向には「衣笠山40分」という案内があった。このまま帰っても面白くないし、この時期は日も長いので衣笠山まで行ってみることにした。舗装道から薄暗い山道に入り登っていくと、再び舗装道に出た。ところがそこからの山道が見つからない。少し下に「戦国燧石取場跡」という案内はあるがよくわからないのでそのまま舗装道を歩くことにした。舗装道沿いには海に近い山らしいトベラやヤブツバキ、ニシキギ、足元にはオカタツナミソウやコウゾリナなどの花が咲いていた。
●舗装道は舗装が途絶え更を進むと道は分岐し、白谷方面と衣笠山方面に分かれるので衣笠山方面に進む。少し登ると今度は「殿様新道衣笠山」という案内があるのでそれに従って再び山道に入る。カクレミノやトベラなどの暖地ならではの樹林の中を、まるでのこぎり屑のように落ちているクロバイの花を踏みながら登っていくと、展望のない小広場に着くが、ここが衣笠山山頂だ。一角には祠が祀られた展望のいい岩場があり、そこからは隣の蔵王山や三河湾を見渡すことができた。
●帰りは、「戦国燧石取場跡」という案内があったのでそれに従って下りると、往きに見た「戦国燧石取場跡」の案内のところに出た。やはりここが山道の入口だったようだ。また、藤七原湿地入口では順路に従って舗装道を下りてみると、駐車場の入口に出ることができた。駐車場からは今登ってきた衣笠山の端正な姿を見ることができた。

藤七原湿地入口の案内板 舗装道 白谷方面と衣笠山方面分岐
戦国燧石取場跡下降点 殿様新道衣笠山入口の案内 家康公の腰掛岩
家康公の腰掛岩から見た衣笠山 家康公の腰掛岩から見た田原市街 衣笠山山頂
衣笠山三角点 衣笠山山頂の祠 衣笠山山頂から見た蔵王山と三河湾
山頂直下の展望所から見た蔵王山 戦国燧石取場跡 藤七原湿地駐車場入口

キンラン

ギンラン

トベラ
オカタツナミソウ タツナミソウ ヤブツバキ
ミヤコツツジ ニシキギ ニガナ
ウバメガシ イワタカンアオイ クロバイ
スルガテンナンショウ ノイバラ ビワ

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