大山 | ||
紅葉と展望の中国地方唯一の日本百名山 | ||
日 | 2008年10月25日 | |
山 | 大山(1,709m/百名山) | |
行程 | 第一駐車場(6:20)・・・登山口(6:34)・・・一合目(6:57)・・・二合目(7:22)・・・三合目(7:42)・・・四合目(7:55)・・・五合目(8:08)・・・六合目(8:30)・・・七合目(8:47)・・・八合目(9:06)・・・九合目(9:23)・・・大山頂上避難小屋(9:02)・・・大山(弥山/9:43-10:50)・・・七合目(11:56)・・・六合目(12:08)・・・二合目(13:30)・・・一合目(13:46)・・・登山口(14:06)・・・第一駐車場(14:14)━━休暇村蒜山高原 | |
山行記 | ●崩壊の激しい大山は、早いうちに登っておかなければ登山禁止になってしまいそうで、以前から登る機会をうかがっていたが、他と組み合わせる山が無く、なかなか計画できなかった。しかし、地図をよく見てみると、200名山の上蒜山が近くにあることがわかり、それとセットで登れば丁度いい山行になるので、今回の計画となった。 ●豊川から東名、伊勢湾岸、東名阪、新名神、名神、中国、米子と高速道路を乗り継いで現地に向かう。心配した中国自動車道の集中工事も深夜なので全然影響がなく、しかも半額の深夜割引で米子ICに到着。コンビニで買出しをして登山口へ向かった。大山の登山口は、冬はスキー場になるということもあり、広い駐車場が幾つもある。駐車場で少し仮眠をして6時半を目標に出発することにする。 ●駐車場からは大山情報館の階段を上り大山寺の参道を行く。途中から蒜山高原へ続く車道へ出て橋を渡る。橋の向うにも駐車場があり、どうやらここが登山口に一番近い駐車場らしく、多くの車が置いてあり、登山者が仕度をしていた。 ●登山口はその駐車場のすぐ先にある。案内に従っていよいよ山道に入っていく。大山夏山登山道はブナの樹林の中に木の階段が整備されているが歩き難く、しかも階段の脇を通らないようにという看板がある。林床には、花が終わってしまったカニコウモリやアキノキリンソウ、赤い実を付けたツルアリドオシやツルシキミなどが見られた。また、崩壊の影響なのか、自然破壊の結果なのか、ブナの倒木が目立った。 ●登山道には合目毎に標柱が立てられており、目安になる。六合目には避難小屋があり、この辺りから樹林を抜け視界が開けるところだが、ガスが多くて展望が利かない。また、この辺りでは花後の植物が多く見られるが、最盛期には多くの花が咲き競う様子がうかがえる。以降急な登りが続き、このコースでは一番苦しいところだが、八合目辺りから傾斜も緩くなり、やがて木道を歩くようになれば山頂はすぐ近くだ。木道沿いにはダイセンキャラボクの純林が広がり、雌株は赤い可愛い実をいっぱい付けている。 ●大山頂上避難小屋は弥山山頂のすぐ下に建てられていて、落雷が多いのか避雷針が4本も立てられている。木道の上にある弥山山頂には既に多くの登山者がいて、記念写真を撮ったり炊事をしたり、思い思いにくつろいでいた。ガスも晴れ始め、青空も見え始めたが、ガスが綺麗に晴れることはなさそうなので、避難小屋で休憩をして下りることにする。避難小屋は広くトイレもあり、売店も丁度開店したところで、ひょうきんな店番から記念バッジを購入した。 ●下山を始める頃になると、更にガスが取れ始め、足下の登山口周辺は勿論、遠くは米子市街地や日本海の海岸線まで見えるようになってきた。下山途中には、往きに見ることができなかった大山山腹の痛々しい崩壊の様子が観察できた。また、山肌の紅葉も、薄日が当たり始め一層冴えて見え、少し歩いてはそれに見とれて立ち止まりの繰り返しでなかなか下山が進まない程だった。 |
橋を渡ったところの駐車場 | 夏山登山道登山口 | 一合目 | 二合目 |
三合目 | 四合目 | 五合目 | 元谷方面分岐 |
六合目 | 六合目にある避難小屋 | 七合目 | 八合目 |
太陽が見え始めた | 八合目 | 大山頂上避難小屋 | 弥山山頂 |
広い大山頂上避難小屋 | 大山頂上避難小屋の店番と | 石室 | 登山者で賑わう登山道 |
六合目 | 阿弥陀堂 | 大山寺門前 | 大仙情報館 |
大山頂上避難小屋と弥山山頂 | 大山頂上避難小屋から見る青空 | 登山口方面と遠くに日本海が見える |
紅葉の山腹 | 登山口の大山寺と豪円山方面 | 下山路から見た弥山山頂方面 |
紅葉の下山路を方面を俯瞰する | 紅葉の登山道 | 紅葉する木々 |
ダイセンキャラボク | ナナカマド | マムシグサ |
ツルシキミ | ガマズミ | マイヅルソウ | ツルアリドオシ |